墓じまい(改葬)時に遺骨を取出すと骨壺内が水でいっぱい
墓じまい(改葬)で閉眼供養(魂抜き)のあと、カロートに入っている遺骨を取出すのですが、骨壷を開けると地下カロートの場合、骨壷の中が水浸しになっていることがあります。
表面上、水が溜まっていないようでも、骨壷の底には多少の水が溜まっているはずです。雨水が溜まったものも中にはあるかもしれませんが、多くは結露によるものです。
骨壷をおさめるカロートにも種類がある
お墓の中に骨壷をおさめる場所をカロートと呼びます。このカロートには地上カロート、地下カロート、半地下カロートがあり、地域などによって異なります。地上カロートよりも地下カロートのほうが結露しやすい構造になっています。
最近の墓石では通気性を考えられているものも多いですが、結露しないとは言い切れません。
取出した骨壷に水が溜まっていないか確認しましょう
通常、骨壷は石材店に依頼して取出してもらいますので、取出した後に骨壷に水が溜まっていないか確認してもらい、水が溜まっていたら水抜きをしてもらうとよいでしょう。
もし、遺骨を郵送(ゆうパック)する場合には念のため、ダンボールの底にタオルなどを敷いておきましょう。
水が溜まり難い骨壷を選ぶ
骨壷の底に排水用の穴があいている骨壷も1万円以内で売られていますが、穴が空いている骨壺はその部分から砂やホコリといったゴミが入ってしまうことがあります。
また、最近では通気性に優れた骨壷も誕生しています。大雨でカロート内が浸水しても、時間が経過すれば自然と水が抜けてしまうので、遺骨や改葬のことを考えれば多少割高でも質の良い骨壷を選ぶと良いかもしれません。
骨壷を変更してみてはどうでしょう
通常、骨壷は埋葬してしまうと見る機会は次回の納骨の時でしょう。十数年経過している骨壷の中は水が溜まっていたり、カビが生え塊になっていることが考えられます。
石材店に依頼すれば2~3万円で骨壷の取出しと確認はしてもらえますので、新しい骨壷へ変更することを考えてみてはいかかでしょうか。
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