散骨業者が100人にアンケート!散骨したい、したくない?
日本では散骨はどの程度、認知度があるのか?
そして、家族、自分が死んだ時に散骨を選ぶか?散骨に対するイメージをインターネットで100人にアンケート調査してみました。
○アンケート対象:25歳~50歳までの男女100人
1.散骨を知っているかの問い?
・良く知っている・・・24人
・なんとなく知っている・・・58人
・
2.家族が亡くなったら散骨をしたいですか?
・散骨したい・・・23人
・散骨したくない・・・56人
・検討する・・・21人
1)2で散骨したいと答えた人の理由
・47歳女性(散骨はよく知っている方)の場合
お墓が不足している今、敢えてお骨をお墓に納める必要はないと考えています。私達夫婦には子供がいないため、自分たちの死後、甥や姪にかかる負担や迷惑については、夫婦間でときどき話し合っています。
夫の趣味はサーフィンで、それが生き甲斐となっているとも言っています。実際、そのときに気持ちが変わる可能性があるにしても、現時点ではサーフィンできない身体になったら、生きている意味もないとさえ言います。そんな夫が、もしも自分が亡くなったら、海に散骨してほしいと希望しているので、妻として夫の希望をかなえたいと考えています。
夫が先に亡くなった場合は多くを散骨、一部を分骨して手元供養ができれば、より身近で供養ができていいと思っています。
2)2で散骨したくないと答えた人の理由
・46歳女性(散骨はなんとなく知っている方)の場合
地球、土や自然に還るって考えは本人はとてもいいのかもしれませんが、私的には親族が散骨される事により残された遺族がある一定の場所に会いに行けるという心の拠り所が無くなるのがとても不安ですし寂しい気持ちにもなります。
海に散骨すれば海に山に散骨すれば山にお参りすれば良いのかもしれませんが、その場所のどこに無くなった家族の面影を感じればいいのかも分かりません。
実際、親戚の方が散骨したことにより代々受け継がれてきた墓地が無縁仏のようになりご先祖様への気持ちが薄れているのではとさえ感じました。
本人が希望されるのはわかりますし、自分のお骨がどうなるか自分で判断すればいいのかもしれませんが、すこし残された人と相談して実行されてはどうかなと思いました。
・39歳女性(散骨はなんとなく知っている方)の場合
骨とはいえ、大好きだった家族の骨はきちんとお墓に納骨して、定期的に御墓参りをしたいと思っています。お墓に納骨されている、というだけでも会いに行ける気がするし、安心感があります。海でも山でも散骨してしまったら、亡くなった家族を思い出す機会が減るような気がして寂しい気持ちになります。
亡くなってすぐの寂しくて悲しい気持ちの時なら尚更のこと、散骨することに抵抗を感じるような気がします。ただ、本人が亡くなる前に強く希望していたり、何か特別な理由があれば、そちらの意見を聞くこともあるかもしれません。
散骨に対して反対意見があるというよりも、自分の寂しいと思う気持ちで、散骨したくない、という思いになりました。
・33歳女性(散骨はなんとなく知っている方)の場合
大切な家族の体の一部なので、出来るだけ全部を骨壺に入れてお墓に置いてあげたいからです。ただ、家族に散骨の希望があるのか無いのか、何か考えがあったりすのかなどを聞いてみたことがないので、何とも言えない部分もあります。残った人で勝手に決めてよいものなのか…。
本人の希望は、どうなのか…。一般的には、焼き上がった骨を骨壺に入れてお墓に入れてるし、これまでに亡くなった祖父母たちもお墓に入っているので、一緒に入れてあげたい気もします。散骨して、環境的にどうなの?って所も気になるし、やっぱり、家族が亡くなった時に、特に死んだ本人の散骨の希望が無いのであれば、散骨したくないなと思います。
生き残っているパートナーの意見とかも尊重するべきかなとも思います。
・35歳女性(散骨はなんとなく知っている方)の場合
散骨はしたくないです。本人が望んだとしたら叶えてあげたいとは思いますが、とても抵抗があるのであまり積極的にやりたいはないです。やったとしても、ほんの一握りだけにして残りの遺骨は別に保管したいと考えています。
なぜなら、まず自分の身の回りに見ず知らずの人の骨があると考えるだけで気持ちが悪いからです。散骨すれば土や雨となって遠くまで運ばれます。他人の骨を含んだ土や雨など、知らないうちに触ったり浴びたり、もしくは体の中に入ったりするかと思うと抵抗があります。
また逆の立場として、家族の遺骨が知らない人のもとにいってしまうことも嫌です。暗いお墓の中に閉じ込めておくのも嫌ですが、散骨は自分勝手な方法に思えて仕方ありません。
3)2で検討したいと答えた人の理由
・29歳女性(散骨はよく知っている方)の場合
家族が散骨をすることを望んでいるのならば快く賛成する。でもとくに希望がないのであれば一般的な方法で埋葬したいと思います。死んでしまった後のことはよくわからないけれど、お墓に遺骨を納めるという行為によって、亡くなった家族がそこで眠ってくれるという感じがします。
心の支えとして、そこに行けばいつでも亡くなった家族に会うことができるという心の支えが欲しいという自分勝手な理由です。散骨すると散骨したその周辺に家族はいる、自然に帰るのでどこにでも家族がいるという感じになってどこに気持ちを込めて手を合わせていいのかわからないのでちょっとと思います。
家族の行方が分からなくなると不安になります。いつでもここにいるというだけで安心するのです。
・30歳女性(散骨はよく知っている方)の場合
私の家庭は母子家庭のため、自分の苗字(旧性)がつくお墓がなく、かつ母は実家のお墓に入ることは少しためらいもあるようで、以前から家族で埋葬の方法について話をしていました。私の母は自分が亡くなった時には納骨が不要な方法で埋葬してほしいという希望があるようで、その中の選択肢に散骨も含まれていました。
きれいな海に自分の骨を撒いてほしいと話していますが、いざその時になったら母の希望どおりに埋葬できるものか悩んでおり、そのため「検討したい」にチェックを付けました。故人の希望を汲むことも大切だとは思いますが、母の骨を撒いてしまうとお墓参りをして母に会える場所がなくなってしまうため、要検討の事項だと考えています。
3.自分が亡くなったら散骨をしたいですか?
・散骨したい・・・28人
・散骨したくない・・・41
・検討する・・・31人
1)3で散骨したいと答えた人の理由
・47歳女性(散骨はよく知っている方)の場合
私達夫婦には子供がいないため、納骨するにしても、お墓を守っていくのは甥や姪、その子供たちということになります。他県から嫁いできた私は、現在夫の実家近くで暮らしていますが、私達夫婦は共に晩婚で、甥や姪との関わりもある程度成長してからしかありません。
甥や姪にしても、他人という感覚が強いかもしれません。そんな甥や姪に、死後迷惑をかけることはできるだけ避けたいというのは、夫婦共通の意見です。子供がいない以上、最期には多少なりとも甥や姪に迷惑をかけることになります。その後のことを考えると、散骨が最も負担を与えない方法ではないかと考えます。
・26歳男性(散骨はなんとなく知っている方)の場合
自分が亡くなった立場で考えると散骨にしてもらって、残る家族に心配をさせたくないという気待ちがあります。お墓を作ることは沢山の費用もかかってしまいますし、家族への負担もあると思います。その費用を今残っている家族が幸せになるために使ってもらう方が私自身としても嬉しいです。
自分のことを忘れてほしいというわけではないのですが、いつまでも亡くなってしまった自分のことで家族のしこりとして迷惑をかけることが何よりも心配です。また、散骨だと自然に還れると思うので、お墓の中で縛られるというイメージよりはのびのびできそうでいいなという気待ちもあります。自然に還ってより近いところで家族を見守っていきたいと思っています。
2)3で散骨したくないと答えた人の理由
・31歳女性(散骨はなんとなく知っている方)の場合
このアンケートをきっかけに、初めて自分の散骨について考えることになりました。私は死んだあとの自分の散骨は、必要ないと思います。してほしくないです。
体の一部が離れたところに巻き散らかされると思うと、何だかあの世でも、バラバラになった骨がどこにあるのか気になって、穏やかに過ごせないきがするからです。また、パートナーや子どもたちが散骨に賛成なのか反対なのかも気になるし、散骨にどんな種類があるのかや、どれくらいのコストがかかるのかも調べてから決めたいと思いますが、オーソドックスに、骨壺にいれて両親や親戚たちと共にお墓に入って安らかに眠りたいと思っています。
火葬場で拾いきれなかった粉々の小さな骨に関して、生き残った家族が散骨したいのであれば、生き残った人たちの希望に合わせるのもアリかもしれないと思います。
・38歳女性(散骨はなんとなく知っている方)の場合
自分自身の遺骨も散骨してほしくないです。勝手な場所に骨をまくなんて、はっきり言って不法投棄だと思いますし、残された家族にそんな面倒なことを頼みたくありません。海にしても、何にしても、散骨場所を考えてそこまで行く手間を考えれば、残された家族に迷惑しかないと思います。
また上記の通り、自分の骨が土や雨となって他人に触れたり体に入ってしまうことも嫌です。見ず知らずの場所に行ってしまうのも嫌です。自分の墓くらい用意して、普通に納めてもらうほうがよっぽどありがたいと思います。最近は墓石を立てずに、専用の施設で預かることもできるようですし、墓の手入れや面倒なことを残さないような手段を今から考えています。ですので、散骨は絶対にしてほしくありません。
・42歳女性(散骨はなんとなく知っている方)の場合
もし好きな地に散骨したとしても、散骨した後にどうなるかわからないので。もし動物に踏み荒らされたり、他人から踏まれたり、何か建物が建ってしまったらとても嫌なので。海に散骨も人気ですが、「魚に食べられないか」や「暗い海にいるのは嫌だな、怖いな」と死後のことを考えてしまいます。 お墓の管理のことを考えると散骨の方が楽なのかもしれませんが、やはり子孫にはお墓参りをしてもらって、私のことを少しは思い出してほしいという気持ちがあります。 散骨だと、自然と同化してしまい、どこに私がいるのか子孫もわからず、そのうちお参りもしてくれなくなりそうだからです。やはり、お盆などにはお花を添えて欲しい気持ちがあるので、お墓に入りたいと思っています。
・27歳女性(散骨はなんとなく知っている方)の場合
きちんと家のお墓に入れてあげたいので。もし自分が死んだときには、死んだ後も一緒のお墓に入りたいので。また、散骨するとお墓も買わなくていいし、お墓を管理する必要もないので楽かもしれませんが、海や山に散骨して、家族や自分が自然と同化してしまうのは少し悲しい気持ちがします。もし家族が「あの場所や国が好きだから、そこに散骨してほしい」と言って亡くなったとしても、そこに散骨した後に他人に踏まれたり、建物が建ってしまったらどうしようと思います。一方、お墓に埋葬すると、ふたを開けるといつでも遺骨を見ることができて、家族のことを思い出すことができます。私は父が亡くなっていますが、お墓参りの際には必ず遺骨を見にふたを開けてしまいます。やはり昔からのやり方で、お墓に入れてあげたいです。
・31歳女性(散骨はなんとなく知っている方)の場合
私は散骨はしたくないです。自分が好きな海や好きな場所があってどうしてもそこに自分の痕跡を残したいという希望があるわけでもないし、結婚をした今は夫と同じ墓石に入りたいと思っています。散骨をすると自分がバラバラになってしまうようなイメージもありますし、また、残された家族がお墓参りをする機会や場所がなくなってしまうため、自分のことを早々に忘れて行ってしまうのではないかという危惧もあるためです。
また、もし万が一散骨を選択した場合には、自分の家族に自分の骨を撒くという苦しい行為をさせてしまうことになります。自分の手から骨を去っていく光景はあまり良いものではないと私は思うため、残された家族のためにも私は散骨はしたくないと考えます。
3)3で検討すると答えた人の理由
・33歳女性(散骨はなんとなく知っている方)の場合
とにかく散骨というものに対しての知識がほとんどないため、自分自身のこととしてイメージしずらいというのが「検討する」を選んだ理由。今のところ、我が家には墓があり、何もなければそこにおさまるのだろうというのが一番妥当な選択であろうと思う。
だけど、先のことは分からないし、もしかしたら散骨についてよく知るようになったら、自分もそうしてほしいと考えるかもしれない。だが、とにかく一番重要なのは、遺す家族にあまり手間をかけさせたくないということ。
自分が死んだあとは、なるべくなら遺した家族に面倒を掛けたくないという想いがあるので、もし散骨が面倒であるのならそうした手段は選びたくないと思っている。そういった色々なことを含めて、今のところは散骨にしたいかは分からないとしか言えない。
・48歳女性(散骨はなんとなく知っている方)の場合
自分が亡くなったあとのことなので、正直なところどちらでも良いです。残された家族に任せたい、という気持ちです。お墓を持つことが大変だったり、お墓参りが煩わしいと感じるのであれば、散骨をしてもらっても問題はないと思っています。自分が亡くなったあとは残された家族に任せることなので、家族や子供に負担のかからないような方法が一番良いと思っています。ただ実家のお墓があるので、納骨してもらえるなら実家のお墓が良いと思っています。亡くなったあとにまた家族で集まりたいという思いがあります。毎年お墓参りに来て欲しい、という願いはありませんが、実父と実母と同じお墓に入りたいです。特に思い出の場所があるわけでもないので、散骨よりは実家のお墓かな、とも思います。
・30歳女性(散骨は良く知っている方)の場合
正直この先どこのお墓に入るのかよくわからないし、旦那と一緒の墓に入りたいという希望もないし、またこの人と一緒の墓に入りたくないという気持ちもとくにないので家族と相談して決めた墓があるならそこに埋葬してもらって全然かまわない。
墓を作ってしまったら、その墓の面倒を見る子孫のことを考えてしまいます。子孫に面倒をかけるくらいならいっそ散骨して自然に帰ってしまうのもいいという安直な考えです。だからといって散骨してほしいという強い要望もありません。
死んだあとこのとだから割とどうでもいいという感覚が強く、身内の手間がかからない方法があるならそれに越したことがないという感じです。この先運命を感じるほど気に入った場所、思い入れのある場所ができればまた気持ちが変わるかもしれません。
・47歳女性(散骨はなんとなく知っている方)の場合
宗教的なものや自分が残していく家族の事を考えて決めなければならないので、自分が散骨して欲しいとかして欲しくないとかまだ決めれませんが、自分自身ご先祖様のお墓に入る事が出来ない為、墓地を用意しなければなりません。
また、自分には息子が居ますから彼らの事も考えて用意するべきか否かも相談しなければなりませんし、コンパクトに樹木葬や屋内墓地の様な集合住宅みたいなのも検討しなければならないかもしれません。
散骨して自然界に還るのも自然の摂理のいい部分かもしれません。しかし、私自身は自分の近親者のお骨は散骨して欲しくないという考えなので、自分のお骨も散骨しない方がいいのではないかと考えています。
4.あなたが思う散骨に対するイメージは?
・50歳女性(散骨はなんとなく知っている方)の場合
なんとなくのイメージで、粉末になったお骨を海の上などからまくというような映像がまずは思い浮かぶ。もちろん、まく場所はどこでもよいというわけではないはずで、亡くなった方の想い入れがあるような場所を選んで散骨するのではないかと思っている。
確か、石原裕次郎も亡くなった後には海かどこかに散骨をしたのではないだろうか。一般的な葬儀よりも簡素でお金があまりかからなそうだというイメージもあり、お墓の必要もないことから経済的なイメージもある。ただ、遺族の中には散骨に対して受け入れられないという人も少なからずいるのではないだろうか。そういった面では遺族同士でもしかしたら気持ちの食い違いのきっかけになるかもしれないとも感じる。
・37歳女性(散骨はなんとなく知っている方)の場合
自然にかえっていく、という意味でも、最期がとても動物らしく、清々しい感じもします。しかし、愛する家族への感情としては少し複雑で少し薄情な気もします。
散骨という方法はこれからの時代にあっているのかもしれないとも思うので、もっと選ぶ人が増えていくのかもしれません。管理する人がいなくなって荒れていく悲しいお墓が増えるよりも、亡くなった人の思い出の場所に散骨してあげる方が素敵な気もします。
特別な場所や思い出深い場所がある人にとっては、亡くなったあとにまたその場所に行ける、という意味でも悪いことではないのかもしれません。骨がある場所ではなく、家族の心に残って思い出していければ、何も問題ないので、悪いイメージはありません。
・44歳女性(散骨はなんとなく知っている方)の場合
散骨を希望しているとはいうものの、正確に散骨を理解しているというわけではありません。お墓に納骨せずに、遺骨を海などにまくものだと漠然と考えています。お骨はお墓に納めるのが当然と考えている人にとっては、お参りする親戚などがいる以上、散骨なんてみっともない、世間体が悪いことに見えるのかもしれないとも思っています。
しかし、お墓はあくまでも目印に過ぎず、形だけのお墓参り自体、あまり意味のないことではないでしょうか。故人に思いを馳せるなら、墓前である必要はありません。もちろん、お墓に納骨することが悪いことだとは思いません。しかし、散骨もけしてみっともないこと、世間体の悪いことではなく、むしろ自然に返るという意味では、散骨こそが最期にふさわしいイメージがあります。
・34歳女性(散骨はなんとなく知っている方)の場合
散骨については、全然身近なことじゃないし、現実的じゃないイメージがあります。宇宙に撒き散らすとか、海になんてことを聞いたことがありますが、どちらも、環境的に大丈夫なんかな?って思ってしまいます。
何だか、言い方が良くないかもしれませんが、使わなくなったゴミをポイ捨てしているような、そんなイメージや、死体遺棄の一種のようなイメージもあって、やってはいけないことをエゴでやってるようなイメージも少しあり、他人の散骨は良いとしても、家族の散骨は、あまり賛成できない気持ちになります。
海に散骨するのは、個人でも気軽にできるかもしれないけど、宇宙にとかなると、どんだけコストがかかるのかもきになるし、本当に宇宙に撒いてくれてるのかも気になります。自分の手で行えることなら、まだマシなのかなと思ったりもしますが、大切な骨を業者にお任せするのは、何だかなって部分もありす。実際に散骨をされている人たちは、どういう考えの元で行っているのか、聞いてみたいです。
・35歳女性(散骨はなんとなく知っている方)の場合
とくに良いイメージも悪いイメージもありませんが、散骨を選ぶ人は今どきだなという感じがします。お墓をたてる場所が足りないという問題もよく耳にしますし、死んだ後のことにお金をかけるのは無駄だという合理的な考えの人も多くなってきたように感じます。
こんなご時世なので散骨を希望する人は今どきの考えを持っているのかなと思います。逆を返せば昔ながらの方法ともいえるので、賛否両論ありますが自然に命を返すというのはそれこそ自然な考えなので特に悪いイメージを持つことはありません。身近にも散骨を希望する人がいるせいか特に悪いイメージはありません。むしろきちんとルールを守って散骨していい場所に散骨するのであれば全然いいと思うし、嫌悪感もありません。
・35歳女性(散骨はなんとなく知っている方)の場合
ひとつの場に留まりたくない人、自由でいたい人、少し変わった人などがするイメージです。特に散骨といえば、生命の源である海が多いかと思います。ですので、海に関する仕事をしていたり、海に思いを寄せる人が多いイメージもあります。
また、ドラマや映画の世界で用いられることもあるので、そういったことに影響される人もいるのかなと思います。いずれにせよ、私の周りでは今のところ散骨をした人も希望した人もいないので、あまり現実味がないのが正直なところです。
いざ散骨となれば、どうやったらいいのか分かりませんし、散骨したところであまり後味がよくない気もします。散骨を希望するなら亡くなった本人が好きにやれればいいですが、そうもいかないところが難しいところですね。
・41歳女性(散骨はなんとなく知っている方)の場合
散骨する事によりお参りに行く場所が特定させなくなり、忘れ去られてしまいそうな気がします。心の中に思い出として生き続ければよいのかもしれないのですが、物質としてなくなるわけですから少し寂しいイメージがあります。
親族にとって納得されて海や山で散骨されるのは構わないとしても、全く関係のない方に迷惑になるのではとも考えます。例えば、海の魚が骨を摂取しそれを他人が食べる行為。海水浴で海に入るなどイメージが悪いような気がします。海も山も個人のものではなく、個人の思いで他人に迷惑はかけてはいけない様な思いが少しいたしました。そんな細かい事を考えてしまう自分が小さい人間なのかもしれませんが、なんとなく気になってしまうのがわたしのもつイメージです。
・30歳女性(散骨はなんとなく知っている方)の場合
散骨は、お墓を建てたり、お墓を管理したり、定期的にお布施をしたりしなくていいので費用がリーズナブルなので、そういう面では子孫にもいいのかなと思います。しかし、死んだ後、散骨した自分や家族の遺骨がどうなってしまうのか、誰かに踏まれたり、動物に荒らされないのかと心配です。
また死後の世界があったら散骨された場所にもずっといなければならず、家族と再会できないような気がしてかとても寂しく感じます。 やはり昔からの風習であるお墓参りをしてもらって、時々自分のことを思い出したりしてほしいです。また、家族の遺骨をお墓できちんと管理して、お墓参りをしたいです。お墓参りをした際には、遺骨を見て家族を思い出せたらな、と思います。
・33歳男性(散骨はなんとなく知っている方)の場合
散骨ということ自体は亡くなった人の立場で考えると自然に戻ることができるというイメージがあり、壮大な感じがしてとても良さそうなイメージがあります。家族に対して余計な心配や負担をかけることもないので安心することもできると思います。
残された家族から考えると、散骨してしまうと費用はお墓を作るよりかからないと思います。しかし気持ちとして二度と会うことができないという寂しさや日本人として重きをおく家族の繋がりということに関して希薄になりそうで寂しいイメージがあります。
亡くなった人を重んじる新たな方法としての選択肢だとは思いますが、亡くなった人の気持ちを聞くこと、または推し量ることで選択することがいいと思いますので、散骨はその選択肢を増やすという面で良いと思います。
・33歳男性(散骨はなんとなく知っている方)の場合
散骨は映画やドラマで亡くなった人の儚さを効果的に描くひとつの演出であるというイメージが強いです。自分の周りで散骨をしたという人の話は聞いたことがないですし、身近でない埋葬方法だと思っています。海に骨を撒くという行為はきれいな海を汚してしまうような気持ちがして、あまり前向きにとらえることは難しいです。
しかし前述の問いでも答えたように、私の母が自分の死後の埋葬方法として、散骨もひとつの選択肢に入れているため、きちんと散骨について調べ正確な知識を持つべきだと考えています。火葬が世間一般的に常識ととらえられている中、故人の埋葬方法として現代にも残っているやり方なのであればそれなりの意義や意味があると思うため、調べてみたいと思っています。
アンケートをしてみて
100人の方にアンケート調査をしてみましたが、散骨をしたいとお考えの方は少なく、むしろ散骨に否定的な意見が多かったです。
しかし、散骨に対するイメージは悪くなく、むしろ良いイメージをもたれている人が多いです。そのあたり、少し隔たりがあるのは、散骨という言葉自体はテレビやネットで皆さん目にするので知っているようですが、実際にどのように散骨が執り行われているか知らないのが原因だと感じました。
日本で散骨が一般的な葬送方法になるのは、もう少し先かもしれませんね。
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