青山霊園の墓じまいと施設変更をワンストップ

青山霊園の墓じまいと施設変更を実績豊富なお墓のミキワが解説

この記事は東京都立青山霊園の墓じまいと施設変更の手続きについてまとめております。

青山霊園以外の都立霊園(多磨霊園、小平霊園、八柱霊園、八王子霊園、雑司ヶ谷霊園、谷中霊園、染井霊園)も同様の手続きとなります。

青山霊園の墓じまいと施設変更を検討中の方の参考になれば幸いです。

 

1.施設変更制度とは何か?

通常、寺院や民間霊園のお墓を墓じまいすれば、お墓が無くなるため埋葬されている御遺骨をどこか別の場所(埋蔵・埋葬施設)へ移動する必要があります。

お墓や納骨堂などからご遺骨を移動すことを「改葬」と言います。

改葬の候補としては、新規にお墓を建てたり、永代供養(合祀墓)や納骨堂などがあります。改葬とは違いますが、自宅保管や海洋散骨で供養される方もいます。

※自宅保管や海洋散骨は都道府県が認可した埋蔵・埋葬施設ではないので、改葬には該当しません。

 

墓じまいは墓石の撤去費用の他にも供養費用も発生しますので、お墓の使用者にとっては大きな負担となります。しかし、青山霊園(都立霊園は全て該当)のお墓を墓じまいする場合は、御遺骨を無料で合葬埋葬施設へ改葬することが可能です。

墓じまい(墓所返還)と合葬埋葬施設へ改葬がセットになった制度のことを、「施設変更制度」と言います。

2022年現在、合葬埋葬施設を保有しているのは、「小平霊園」と「八柱霊園」の2カ所です。多磨霊園も合葬埋葬施設を保有していますが、利用者が多過ぎて一時受入を止めています。

※2023年度から多磨霊園の合葬埋葬施設も再開予定。

 

合葬埋葬施設は無料で利用できます

青山霊園(都立霊園は全て該当)にお墓をお持ちなら、何柱あっても合葬埋葬施設は無料で利用でき年間管理料もかかりません。料金が安いと言われている永代供養(合祀墓)でも一柱30,000円程度はしますので、利用者にはとても有難い制度です。

※施設変更にかかる費用
・合葬埋葬施設使用許可証の郵送代(490円切手)
・改葬事務手数料(400円)

 

2.施設変更制度の受付は年3回

青山霊園の施設変更制度の受付は7月、10月、12月の年に3回あり、青山霊園の管理事務所で手続きします。管理料を納めていれば、およそ2カ月後に合葬埋葬施設許可証が郵送されてきます。

※注意
12月に施設変更手続きをすると、合葬埋葬施設許可証が交付されるのが翌年の2月末頃なので、3月中に墓所の返還(墓石の撤去処分)をしてください。4月以降の返還ですと年度が変わり管理料が発生します。

 

3.施設変更の申請と手続き方法

青山霊園の墓じまいから施設変更の手続きについて順番に説明いたします。

 

3-1 青山霊園に電話し施設変更の書類を取得してください

青山霊園の管理事務所へ施設変更の申請予約の電話を入れると、数日後に必要な書類一式が送付されてきます。

その際、霊園職員から墓地の使用者名と墓地管理番号を尋ねられますので、管理料の納付書もしくは青山霊園の使用許可証をご用意ください。

 

〇霊園事務所から送られてくる重要書類

1) 埋葬施設使用終了届
2) 施設変更申請書
3) 施設変更に係る誓約書

※注意
5月にならないと本年度の施設変更制度が確定しないため、1~4月は申請予約ができません。

また、申請予約時点で小平霊園もしくは八柱霊園(※多磨霊園は2023年再開予定)どちらの合葬埋葬施設を利用するか決めておく必要があります。

 

3-2 墓石を撤去してもらう石材店を決めます

施設変更の必要書類の中に「施設変更に係る誓約書」があり、墓石を撤去処分してくれる石材店の社判と会社名を記入する必要がありますので、施設変更の申請をする時までに石材店を決めておいてください。

 

青山霊園近くの石材店は安い?高い?

青山霊園の近くにも石材店が多くありますので、工事見積りを依頼するのもいいですが、1社だけではなく谷中霊園から離れた石材店にも見積り依頼することをおすすめします。

実際に見積りをとれば分かりますが、おそらく青山霊園近くの石材店はどこも似たり寄ったりの金額になると思います。

 

何故、金額に大きな開きがでないのか?

それは青山霊園の周りにある石材店同士が他社の料金を概ね把握しているからです。その結果、似たり寄ったりの見積り金額になります。

他の要因としては利幅が大きい墓石の新規建立に注力しており、あえて利幅の少ない墓じまいの工事を安い料金で受注しようとはしないからです。

 

3-3 青山霊園の墓じまいならお墓のミキワへ

上記の写真は都立霊園にあるお墓です。面積は12㎡ありますので関東ではかなり大きい方です。現地を調査した後、お見積りを提出させていただきました。

お見積り提出から数日後、依頼者様から「追加で費用が発生しませんか?」との電話。理由を伺うと霊園近くの石材店の見積もり金額と余りにも金額が違うので心配になったとか。

他社の見積金額は30万円近く高く、他にも別途見積り項目もあったようです。

 

手前味噌になりますが、青山霊園をはじめ都立霊園の墓じまいでは料金の安さもそうですが、手続方法など弊社は相当詳しいです。(ご質問にはおそらく即答できます)

また、墓石を撤去する職人も青山霊園に常駐しているような感じですので庭のように詳しいです。

 

青山霊園の墓じまい費用を抑えたい場合は、是非、お墓のミキワにお電話ください。

 

3-4 施設変更の申請

霊園事務所から施設変更に必要な書類が届きましたら、青山霊園の管理事務所で施設変更の申請をしてください。

書類に不備があると受付けてもらえず、出直す事にもなりかねませんのでしっかり確認しておいてください。

また、申請手続きは現在使用している霊園事務所(青山霊園にお墓があれば、青山霊園の管理事務所)以外では手続きできませんのでご注意ください。

〇必要資料は下記になります。
1) 青山霊園の使用許可証 紛失の場合は管理料の領収証または口座振替通知書
2) 印鑑登録証明書 1通(発行日が申請日より3カ月以内)
3) 埋葬施設使用終了届  ※実印と捨印を押印
4) 施設変更申請書  ※実印と捨印を押印
5) 施設変更に係る誓約書 ※実印と捨印を押印
6) 住民票 1通 (本籍記載のもの)※配偶者が生前申込する場合は配偶者との関係が分かる事
7)490円分の切手

お墓のミキワは、施設変更の申請代行もしておりますのでご相談ください。

 

3-5 合葬埋葬施設許可証交付

施設変更の申請手続きを済ますと、およそ2か月後に霊園事務所から小平霊園もしくは八柱霊園の「合葬埋葬施設使用許可証」が郵送されてきます。

「合葬埋葬施設使用許可証」は改葬手続きと納骨の際に必要ですので、大切に保管しておいてください。

この段階まで来ますと、合葬埋葬施設への改葬と墓所返還工事が可能になります。

 

3-6 合葬埋葬施設の納骨予約

小平霊園もしくは八柱霊園の管理事務所に電話を入れ、合葬埋葬施設に納骨する日時を予約してください。1日に納骨できるのは8人迄(11時から30分刻み)となっていますので、早めのご予約をおすすめします。

 

3-7 改葬手続き(改葬許可申請書作成)

合葬埋葬施設の納骨予約がとれましたら、青山霊園の管理事務所に行き、職員の指示のもと改葬許可申請書を作成してください。

作成そのものは簡単ですが改葬する人数が多いと時間がかかりますので、納骨日当日に改葬手続きをするのであれば、時間的余裕をもってスケジュールを組みましょう。

 

以下の物が必要になりますのでご準備ください。

1) 合葬埋葬施設使用許可証(小平霊園か八柱霊園)
2) 認印(三文判)
3) 400円 事務手数料

 

3-8 改葬手続き(改葬許可証交付)

青山霊園で改葬許可申請書を作成したら、港区役所に行き、改葬手続きをしてください。即日、改葬許可証が交付されます。

以下の書類が必要になりますのでご準備ください。

1) 合葬埋葬施設使用許可証(小平霊園か八柱霊園)
2) 改葬許可申請書

 

3-9 合葬埋葬施設に納骨

改葬許可証が交付されたら、小平霊園もしくは八柱霊園の管理事務所で納骨手続をしてください。

納骨時間がきましたら、御遺骨を合葬埋葬施設へ運び職員にお渡しください。すぐ近くに献花台が用意されていますので、供花を供えたり線香をあげることもできます。

御遺骨は直ぐに埋葬されるのではなく、合葬埋葬施設内にしばらく保管されたのち埋葬されるようです。

 

※骨壺のままですと受取ってもらえませんので、骨壺は白い布かビニール製の風呂敷に包むとよいでしょう。

 

※お墓のミキワは、施設変更の申請代行しておりますのでご相談ください。

以下の物が必要になりますのでご準備ください。

1) 合葬埋葬施設使用許可証(小平霊園か八柱霊園)
2) 改葬許可証
3) 御遺骨(骨壺に入れ白い布かビニール製の風呂敷に包む)
4) 供花や線香

 

3-10 閉眼供養(魂抜き)

墓石を撤去する前に閉眼供養をされる方は、僧侶に依頼してください。菩提寺をお持ちでなければお墓のミキワが僧侶を手配いたします。

 

3-11 青山霊園の墓じまい工事

青山霊園の管理事務所に工事着工届を提出し、看板を借りて墓石の撤去工事をします。小さい区画のお墓であれば1日で墓石を撤去し更地にできます。

墓所跡を整地したら、返還工事届・終了届と写真(現状、カロート抜いた後、整地後)を青山霊園の管理事務所に提出します。後日、職員が検査し問題なければ墓所返還は完了です。

工事着工届の提出など、手続きについても石材店が全て行ってくれるか確認しておいてください。

 

4.補足

4-1 青山霊園のお墓の名義人が死亡している場合

青山霊園をはじめ都立霊園では、お墓の名義人が死亡していると名義変更をしてからでないと墓じまいと施設変更ができません。

一般的は喪主の方が継承されますが喪主以外の方が継承される場合は、喪主から推薦状を書いてもらい喪主の実印と印鑑証明が必要になります。

青山霊園の管理事務所に電話をして承継手続きに必要な書類一式を取得してください。

〇必要資料は下記になります。
・承継使用申請書・・・実印と捨印を押印してください。
・誓約書・・・実印と捨印を押印してください。
・印鑑登録証明書(発行から3ヶ月以内のもの)
・戸籍謄本(発行から3ヶ月以内のもの)
・お墓の使用者(契約者)と承継される方の戸籍上のつながりが確認できる戸籍謄本等
・青山霊園の使用許可証(紛失の場合は納付書)
・手数料1,800円
・郵送料として490円分の切手
・お墓の使用者の死亡記載の戸籍謄本類
・葬儀の際の領収書や寺院の公印ありの法要証明書などで、継承される方の名前が記載されているもの。

領収証や法要証明が無ければ、僧侶に追善法要を依頼し証明書を発行してもらうとよいでしょう。

※承継手続きと施設変更手続きは同日に行うことも可能です。その場合1,800円はかかりません。

 

4-2 青山霊園以外にある御遺骨をおさめたい場合

小平霊園、八柱霊園(多磨霊園は2023から再開予定)の合葬埋葬施設へ改葬できるのは青山霊園の他、都立霊園に埋葬されている御遺骨(納骨記録のある故人)だけです。(墓地使用者の配偶者だけは生前予約が可能)

なので、ご自宅にある御遺骨を新規に納骨することや、寺院、納骨堂にある御遺骨を改葬することができません。

ただし、合葬埋蔵施設へおさめる(改葬)する方法はあります。それは、施設変更手続き前(同時も可能)に、現在使用している青山霊園のお墓に御遺骨を「納骨したことに」するのです。

「納骨したことに」とは、実際に御遺骨をお墓の中に埋葬するのではなく、納骨記録を残す為の手続きをするという意味です。(あくまで書類上のことです)

 

青山霊園の納骨台帳に納骨記録として載れば、お墓の中に御遺骨が埋葬されてなくても、合葬埋蔵施設へ改葬できるというわけです。

 

4-3 青山霊園のお墓に土葬骨が埋葬されている場合

土葬のまま埋葬されていることがあります。土葬骨を回収する場合は2メートル穴を掘ることが都立霊園のルールになっています。

土葬骨の回収風景

土葬骨のままでは合葬埋葬施設へ改葬できませんので、火葬する必要があります。

〇火葬料金(瑞江葬儀所)
火葬料金はみかん箱(50*60*35)1箱で都民が¥25,600、都外が30,720円です。

 

4-4 刻字

小平霊園の合葬埋葬施設のそばに備え付けの大きな墓誌があり、そこに埋蔵年月日、埋蔵者名を刻字(お一人8,000円)する事ができます。

八柱霊園は電子式(タブレット端末)の墓誌に表示(無料)する事ができます。

 

4-5 献花式

近年は新型コロナウイルス感染防止のため実施していませんが、毎年10月1日(都民の日)に埋蔵者に対し献花式を行っており、どなたでも自由に参加することができます。

 

4-6 青山霊園内案内図

 

所在地

〒107-0062 東京都港区南青山2-32-2

交通

東京メトロ銀座線外苑前駅から徒歩7分
東京メトロ千代田線乃木坂駅から徒歩10分
東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄大江戸線、東京メトロ銀座線、青山一丁目駅から徒歩9分

電話

03-3401-3652(8:30~17:15)

概要

港区南青山のビル街にほど近い地にあり、都心の貴重な緑の空間となっている霊園です。明治以来の個性的な大小様々な墓所や著名人の墓所が数多くあり、外人墓地もあります。墓参者のほか、歴史の勉強や散策に訪れる人も大勢います。
開設は明治7年で、面積は約26ヘクタール。

 

お礼

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

読み難い箇所もあったかと思いますが、青山霊園の墓じまい・施設変更についてご理解いただけましたでしょうか?

お墓のミキワでは、墓じまいの他、納骨や追加彫刻、新規建立にも対応しておりますので、お気軽に「吉野」までお問い合わせください。

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