2018年11月28日(水) 15:35~
急増…墓の引っ越し「改葬」なぜ決断?父の遺骨そばに・墓石に縄!?ナゾの儀式
~放送内容~
ナレーション:大阪市に住む田中幸恵さん(仮名:44歳) 彼女は今月、改葬に踏み切った。お墓の引っしである。香川県にある父親の墓参りが大変になったため、大阪に移したのだ。
田中さん:私も一人っ子で、もう嫁いだ身なので、家のお墓には自分も入れないし、自分が守っていくことも難しいんだろうなと・・いつかはお墓を閉じるか、改めて大阪にと考えてたんですけど・・・
ナレーション: 父親の墓は香川に住む父親の姉81歳の叔母が見てきた。改葬をするにあたって、2年間話し合ったという。
田中さん:参ってくださる方もだんだん高齢になったので、山の中の墓なので腰を曲げて、手押し車で行ってくれてたんですけど、それがだんだん暑くなってきて、「なかなか参ってあげられへんわって」。
ナレーション: 最後は 叔母の一言で改葬を決心した。
田中さん:あの、お墓を誰も参ってくれへんような荒れるお墓にするんやったら、もういっそのこと田舎の墓は閉じて、こっちに持ってこようかっていう事になりましたね。
ナレーション:この日、香川の墓地で改葬が始まった。すると、墓石に縄を巻く不思議な光景が・・・これはいったい?
今回、父親の墓の引越し、いわゆる改葬を決意した。この日、香川県の墓地で 墓じまいが執り行われた。
田中さんが仕事で来られないため、叔母の息子とその妻が立ち会った。 しかし、長年墓を 見てきた叔母の姿は無かった。
叔母の息子:声かけたんだけど、 足も悪いし 今日はこれんと。
ナレーション:叔母は去年足を骨折して自力で歩けなくなった。
叔母の息子:いずれは、早かれ遅かれこういう日が来るかなーっていうのはありましたね。
ナレーション:この墓には田中さんの先祖が眠っている。 父親は48歳の若さで亡くなった。
墓石に巻く白い縄とは?
僧侶:巻物ありますか?
ナレーション:墓石に縄を巻き始めた。これは一体?
僧侶:お家も鍵閉めるじゃないですか。 あくまで魂が宿る場所なので・・・
遺骨は骨壺から出して直接埋葬してあった
ナレーション:縄を巻くのは、 この地方の墓を閉めるための儀式だと言う。 墓石業者が墓を解体する。 台座を割る。この下に遺骨がある。 その遺骨は意外な状態で安置されていた。なんと、むき出しのままであった。
墓石業者: そのまま、土に帰るように。
ナレーション:西日本では 遺骨を骨壺から取り出して、墓の中に収めることが多いと言う。 まさか墓を引っ越しする時代がくるとは、故人も思いもしなかったに違いない。
叔母の息子の嫁:私は3人とも見たことがないですよ。どんな人だったんかね?
ナレーション:墓が大阪に移ると 、香川の親戚はお参りがしづらくないのか?
叔母の息子:自身(田中さん)のお父さんのお骨、娘や 嫁さんの元に叔父が帰れるから、その方がええんかもわからんですよね。近いところで見守れるから。
ナレーション:墓参りをする人が 今後減ることを考えると、 今回の改葬は最善の選択だと話す。
叔母の息子の嫁:それでも、やっぱりちょっとね寂しい感じもありますね。
ミキワの墓じまいは1㎡未満165,000円(改葬手続き代行は無料)
ナレーション:墓じまいの料金は 165,000円であった。こちらは田中さんが改葬を依頼した葬儀の専門業者。僧侶や墓石解体の手配など様々な手続きを代行した。
ミキワ:改葬のお問い合わせですと、日に10件くらいはきますね。行政機関によっては、必要な書類も変わってきたりするので、ご高齢の方ですと、なかなかそういった事も難しくなってきて、どこから手をつけていいかわからないと言うようなご相談、お電話が非常に多いですね。
ナレーション:墓じまいから5日後、田中さんの自宅に父親の遺骨が届いた。改葬を思い立ってから2年ようやく手元に。
田中さん:フタ開けた瞬間は涙出ましたね。やっぱりなんでかちょっと、ワアって思いましたね。なんか、お疲れ様みたいな。引越しお疲れ様というのと・・・
ナレーション:葬儀の専門業者(ミキワ)によると、親族の同意が得られず揉めるケースもあるという。
田中さんの夫:皆さんご高齢になってきて、限界があるのかなって気がします。比較的積極的に賛成してもらえたのもあるのかなって思います。
ナレーション:翌日、田中さんは父親の遺骨をもって寺院へ。72歳の母親も同行する。
ナレーション:ご相談にのられていたのですか?
田中さんの母親:一応ね。
田中さん:一応ねって、任せきりやんか私に!ハハハハ・・
田中さんの母親:そうやねん任してんねん。
ナレーション:改葬をひとりで進めるには精神的に負担が大きかったという。
田中さん:このお墓の件も兄弟がいたら相談して分担してできるんだけど、ひとりっ子でひとりで進めないといけないので、ちょっと気分的に大変でした。
ナレーション:田中さんがやってきたのは大阪市内の寺院。
田中さん:お願い致します。
ナレーション:遺骨一休15000円から引き取ってくれる。手続きを済ますと父親の遺骨は納骨堂へ。ここで最後のお別れとなる。
寺院:それでは納めます。
田中さん:お願いします。
ナレーション:この後、田中さんの父親の遺骨は粉骨されて仏像の一部となる。この寺で明治時代から続く風習だ。香川までおよそ5時間かかっていた墓参り。今後は1時間ほどで父親に会いに来ることができる。
田中さん:結構時間をかけていろいろ考えながらやってきたので、よかったなと。無事にできてよかったですね。
ナレーション:実は今回、改葬を経験してみて田中さん親子はある決心をしたと言う。
死んだらお墓はいらない
田中さん:母にも確認とったんですけど、死んだらお墓はいらんて、自分達もどうなるか分からないですけど、もう自分達もお墓はいらないので、こういう形でしてもらえたらいいかなと。死んだ後のことは全然こだわりがないんで。
ナレーション:田中さんは墓にはこだわらない。 あなたの生き方を見つけたようだ。
今回は遠方にある古い共同墓地にある先祖のお墓を終い、お住まいの近くのお寺へ改葬されました。お寺は一心寺といい、遺骨で仏様を造ることで有名はお寺です。
骨仏とは
盆の間だけの施餓鬼法要が年中無休でできる寺として知られ、また宗旨に関係なく参詣や納骨を受け入れる寺でもあったため、全国から多くの納骨が集まった。嘉永4年(1851年)に遺骨数万体を集めて最初の大きな骨仏(阿弥陀仏)を作り、1887年(明治20年)以後10年ごとに集まった納骨で骨仏を作っている。
太平洋戦争期の大空襲で戦前の分は焼失したが、戦後1947年(昭和22年)から骨仏作りを再開(この際、空襲で焼失した戦前分の骨仏の残骸をかきあつめて第七期骨仏として完成)、現在も年中無休で年2万ほどの法要と納骨を受け入れ、10年分をあわせて骨仏が作られている。現在は第七期から第十三期(2007年(平成19年)開眼。1997年(平成9年)から2006年(平成18年)末まで)の骨仏が安置されている。
参考:ウィキペディア
お墓には、父親、祖父母が埋葬されておりました。また、古い共同墓地でしたので管理者が誰か分からず、現地へ職人が行き、墓地の管理者が誰なのか近隣の方への聞き込み調査から始めました。
直ぐに管理者が見つかったので、役所へ改葬の手続の問い合わせをしたところ、改葬対象のご遺骨全ての戸籍が必要でした。
父親の本籍地がどこにあるのか不明でしたので、ご依頼者(娘さん)の戸籍請求から行ったため、通常の改葬の倍近く時間がかかってしまいましたが、無事、改葬ができご利用者様もほっとされておりました。
墓じまいの問い合わせの中で、「墓地の管理者が分からない」といったご相談は少なくありません。
調査の仕方としては、まず、墓地がある市区町村役場に墓地の管理者が誰かを問い合わせすると良いでしょう。墓地として登録がされていれば、誰が管理しているか分かることが多いです。共同墓地は、自治会の理事長が持ち回りで管理していることが多いです。
ただし、古い墓地ですと墓地として登録されていない事があります。そうなると、役所でも把握できていない場合もありますので、墓地近くの石材店に聞くのもいいかもしれません。
それでも、分からなければ、最終的には墓地に行き、近隣の方に聞くしかないでしょう。
墓じまいはしたいければ、上記のような理由や、手続きが分からないためにお悩みの方はお気軽に「お墓のミキワ」まで。お問い合わせください。
わたくし、吉野が対応させていただきます。もちろん、問い合わせたからと言って契約義務などは一切ございませんので、どうぞご安心ください。
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