墓じまいをした後の遺骨の行き先は?費用はどの程度かかる?
墓じまい後、遺骨の行き先は決まっていますか?
遺骨はカロート(骨室)と呼ばれる場所に納骨されており、墓じまいをしてお墓が無くなれば遺骨を収めるカロートも無くなりますので、墓じまいをする前に遺骨の行き先を予め決めておく必要があります。
遺骨を移動する行為を改葬と呼び、その行き先の候補としては以下があげられます。
・墓地や霊園のお墓へ改葬
・納骨堂へ改葬
・永代供養墓(合祀)へ改葬
・樹木葬へ改葬
・自宅で手元供養
・散骨で供養
この内、「自宅」と「散骨」は都道府県から許可を得た埋蔵・埋葬施設ではありませんので、厳密には改葬にはあたりません。
墓地や霊園のお墓へ改葬
墓じまいをする人の内、2割程度は自宅近くのお寺や霊園のお墓へ改葬しているのではないでしょうか?
改葬先の中ではもっとも費用がかかり新規にお墓を建墓した場合、東京のような都心部だと墓地の土地代と墓石代を合わせると最低でも2,000,000円以上はかかるでしょう。寺院の場合はこの他に別途入檀料がかかる場合があります。
また、多くの遺骨を改葬するとカロート(骨室)に収まりきらない事がありますので、その場合は遺骨を粉骨してコンパクト化することをおすすめします。
・遺骨を粉骨しパウダー状にすると容積が約1/4程減らせます。
納骨堂へ改葬
納骨堂は室内の施設が多く、個人や家族などの単位で納骨できる埋蔵施設で、遺骨は骨壺や納骨袋に入れて納骨します。
33回忌など一定期間安置した後に合同墓に合祀する納骨堂などもあります。また、墓地の少ない都心部の納骨堂は交通の便が良く、お墓を購入するよりは安価ですので、墓じまい後の改葬先として選ぶ人もいます。
お墓に比べ納骨スペースはかなり狭いのですが、遺骨を粉骨するれば納骨スペースが有効活用できます。
納骨堂の費用相場は地域や広さによっても異なりますが、一般的には500,000~1,000,000円程です。
永代供養墓(合祀)へ改葬
永代供養墓(合祀)は通常はお寺の敷地内に設けられており、血縁関係のない人と一緒に埋葬されます。
永代供養墓(合祀)にも色々あり、すぐに合祀せず5年、10年、20年と一定期間安置してから合祀するタイプもありますので、心の整理がつかない人は一定期間安置型を選ぶのも良いかも知れません。
費用相場は安いもので30,000円~、一定期間安置型だと500,000円程の永代供養墓(合祀)もあります。
お墓の中に埋葬されている遺骨も、カロートが一杯になると33回忌や50回忌に骨壺から遺骨を取り出し、お墓の中に直接撒いたり、お寺の合祀墓へ埋葬する事は珍しくありません。
合祀も立派な供養方法のひとつですし、管理費がかからず永代供養してもらえますので、改葬先として検討してみてはいかがでしょうか。
樹木葬へ改葬
樹木葬はお寺や霊園などの敷地内に、墓石の代わりとして樹木や草木を植えて遺骨を埋葬する供養方法です。通常のお墓と比較して料金が安く改葬先としても人気があります。
樹木葬にも色々あり「個別タイプ」、「合同タイプ」や、初期費用以外かからない「年間管理費不要」タイプまであり、費用相違は200,000円と安価なものから、2,000,000円を超えるものまで存在します。
自宅で手元供養
墓じまいをした後、改葬先がない見つからない。もしくは費用面から改葬できず遺骨を自宅へ持ち帰り供養する人もいます。
自宅保管ですので費用は一切かかりません。ただし、長い間お墓の中に埋葬されていた遺骨は雑菌が繁殖していますので洗浄、滅菌、乾燥をしてから保管することをお勧めします。
これらを業者に依頼すると一柱15,000~20,000円程度の費用がかかりますが、改葬に比べれば費用がかなり抑えられます。もちろん、資金が貯まってから改葬することも可能です。
散骨で供養
散骨は手元供養と同じで改葬ではありませんが、多くの方が墓じまい後、散骨にて供養されています。人気の理由としては費用面の他、「人は死んだら自然に還る」といった考えを持つ人が増えたからかも知れません。散骨がどのようなものか知らない方は、散骨を題材にした映画もありますので一度、ご覧になってみてはいかがでしょうか。
散骨方法は山や空からするものなど色々ありますが、もっともポピュラーなのは、船で沖合へ出て行う海上での散骨です。
費用相場は散骨業者が代理で散骨するプランですと一柱25,000~50,000円程です。100,000円~程度かかりますが、船をチャーターしご自分で散骨するプランもあり、船によりますが10人位は乗船可能なので、親族でゆっくり故人を送り出すことができます。
まとめ
墓じまいをした後の墓石の撤去費用の他にも、供養費用がかかる事がお分かりいただけたかと思います。墓じまいと供養方法はセットですので、後で揉めない為にも親族間でじっくり話し合い供養方法を決めておきましょう。
遺骨の供養方法は墓じまいをする理由に関係していると考えられます。
墓じまいをする理由と供養方法
1.将来お墓を守る人はいるけどお墓が遠方な場合
自宅近くのお墓や納骨堂に改葬し供養する傾向が強い。
2.将来お墓を守る人がいない(遺骨の数が少ない)場合
樹木葬や永代供養に改葬し供養する傾向が強い
3.将来お墓を守る人がいない(遺骨の数が多い)場合
費用を抑えるため散骨にて供養する傾向が強い
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墓じまい事例(一部)
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