自分で散骨をするときの注意点
2018年9月6日

自分が亡くなった後、自然に戻りたいという考えのもと散骨を希望する人が増えています。お墓の購入など子供の負担を考えて、散骨を選ぶ人もおり、散骨がより身近なものになってきているのは事実です。しかし、亡くなった方の遺骨を陸や海に撒くことに抵抗がある方もいることでしょう。

この記事を読んでいる方は散骨に関心がある方だと思いますので、自分で散骨をする場合、どのような点に気をつければいいのでしょうか?

散骨は法律違反というわけではありません。しかし死体を遺棄したと判断されると法律違反となるため、遺骨とわからないような状態にする必要があります。

一般的には、遺骨を粉骨(2ミリ以下のパウダー状に)してから散骨します。また、自治体によっては散骨そのものを規制しているところもありますので、自分で散骨する場合は事前に調べる必要があります。

2018年9月現在、規制している自治体

海洋散骨の方が規制が少ない

散骨をする場所、一般的には陸か海になります。陸であれば、周辺の住民とのトラブルに発展する可能性が多くなります。また自治体などで散骨を禁止している区域もあります。

トラブルとなってしまっては、故人が悲しむことになりますので、規制の少ない海洋散骨がおすすめです。実際に、海洋散骨をする人の方が圧倒的に多いです。

個人で散骨を行う場合、船のチャーターなど費用がかかりすぎることがあることから、代行業者に委託する方法が一般的です。

海ならどこで散骨しても良いのでしょうか?

しかし、海であっても散骨をする場所は、選ぶ必要があります。漁場から近いと漁師に迷惑をかけることにより、イメージが悪くなるなどの理由で、損害賠償へとつながることもありますので注意してください。

また、遺骨とわからない状態になっていても、周辺の人にしてみたら遺骨がまかれることは、決して気持ちの良いことでありません。そのため陸でも海でも、周りに対する配慮が大切です。

散骨する事によるデメリット

散骨をしたあとは、墓参りをすることができません。お盆など墓参りを欠かすことができない方には、散骨はあまりおすすめできません。

しかし、海や山の自然全体がお墓だと考える方にとっては、散骨はおすすめです。 例えば海洋散骨を選んだ方であれば、海に向かって話すことにより、故人とのコミュニケーションをとることができます。海は世界中つながっていますので、どこでもお参りできるという考えもできます。

ただ、散骨をすると遺骨は無くなってしまいますので、忍びないと感じる方もいるでしょう。その場合は、全ての遺骨を散骨するのではなく、少量の遺骨を残しておくとよいでしょう。最近ではインターネットでも、お洒落なメモリアルグッズが沢山売られています。

 

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