墓じまい後は手元供養(自宅保管)すると費用が安い

お盆とお正月には必ず、遠方にあるお墓へ父と母、私の家族でお参りに行っていました。ですが2年前、父が脳梗塞で倒れ車いす生活に。

お墓は山の中。道のりが狭く険しく、私たちがアシストしても車いすで通うのは難しくなりました。そのことをキッカケに墓じまいをし、粉骨して手元供養することを決めました。

手元供養を決断した理由

墓じまいをしたあと、供養はどうするか家族で話し合いました。永代供養という選択肢も挙がりましたが父は永代供養に抵抗があったようで決心がつかず、話しは平行線に。

しばらくは両親の実家で手元供養をしながら、じっくりと時間をかけて心の整理をして、また家族と話し合うことになりました。墓じまいをし実際に手元供養をしてみると、車いすの父は自宅でいつでも供養ができる手元供養をとても気に入った様子でした。

次の供養先が決まらないからといって、ずるずると墓じまいを先延ばしにし、無理してお墓参りに行くよりも、供養先が決まるまで手元供養をする。という選択はいい決断だったと思います。

手元供養にかかった費用

先祖代々お世話になっていたお寺へは、家族で出向き、墓じまいを考えているということをお話ししました。その他、行政手続きや墓石の解体と処分、遺骨の粉骨のことなどは全て「お墓のミキワ」さんにお任せしました。お墓に埋葬していた遺骨は全部で5人で墓石の処分と粉骨にかかった費用は310,000円でした。

上記はお墓のミキワさんにお支払いした費用で、別途、お寺にも納めました。

一般的に離壇料と呼ばれる、檀家をやめるために納めたお布施は50,000円。魂抜きと呼ばれる遺骨を取り出すときにお経をあげていただいた時に納めたお布施は30,000円。合計の費用は約390,000円です。

その他にももちろん、自分たちの交通費や親族との食事代などもかかりましたが、予想よりもかなり費用が抑えられたので、交通費と食事代を合わせても、当初の予算内におさまり満足しています。

今後について

今は次の供養先が決まるまで、ひとまず実家で手元供養をしている段階ですが、私自身、とても手元供養を気に入りました。

インターネットで手元供養について調べてみると、綺麗なデザインの骨壺がいっぱいあり、目移りするほどです。ネックレスや指輪などのアクセサリーに加工したりもできるし、個人的には両親が他界したら手元供養をしたいとの思いです。

ただ、今は父や他の家族の意向を尊重したいと思っているので、今後のことは手元供養をしながら、ゆっくり話し合っていこうと思っています。

 

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